無添加住宅とは食べられる家です。

化学物質をいっさい使わない無添加住宅は、ハウスメーカーの発想ではなく自然科学そして、日本の先人の知恵から生まれました。
皆さんご存じでしょうか?国の重要文化財に指定されている建物は2354件のうち、近世(安土桃山時代~江戸時代)に建てられた建物が2153件もこんにちまで存在します。すなわち重要文化財に指定されている約90%もの建物が江戸時代以前の建物なんです。300年以上経った今でも、われわれ日本の先人が建てた文化が残っている素晴らしさに、もっと目をむけて学ぶべきではないでしょうか。
「食べられる家?」何だろうと思われたことと思います。天然素材だけでつくった家です。壁も、床も、屋根も、家具も全て。だから、家の材料を食べても身体に毒はありません。
自然素材をうたった家は、たくさんあります。しかし、その素材の処理や使い方、工法はたくさんの化学物質を使用しています。
無添加住宅のいちばんの特徴は、先人の知恵をいかした、接着剤にあります。ドアやキャビネットの扉などには米で作った「米のり」を床材の貼り付けには動物の骨や皮を煮て精製した「膠(にかわ)」を壁・天井に使う漆喰にはみそ汁の具としても食用されている海藻の「ぎんなん草」を用いており、どれも食べられるものです。
そして、300年以上もの昔から使われている歴史があるのです。自然素材の特徴を上手く利用した先人の知恵の接着剤なのです。
無添加住宅ではその他、柿しぶ、塩、サラダ油、オリーブ等さまざまな食べれられるものを適材適所に使います。
食べられるものからできているということは何より体に安全という証ではないでしょうか。食べて害があるものは、害があり、食べて害のないものは、絶対に害のないものではないでしょうか?無添加住宅とはまさに究極の食べられる家なのです。
近年増え続ける花粉症などのアレルギー症状、社会問題となっているシックハウス症候群や化学物質過敏症。
この方々も安心して暮らせる家が、食べられる家なのです。
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